Dとの再会
こんにちは、YJです。
スウェーデンで生活して4日目になりました。まだ大学の寮に入れないので宿を転々としています。スマホは機内モードで地図も見れない連絡もできない……目的地を決める基準はWi-Fiがあるか否かという状況、このままでは埒が明かない…。
ここで私は強力な味方、"D"に出会うことになるのです。
"ヘイ、YJ。よく来たな。"
スキンヘッドに短く整った髭、ワイドパンツを履いた男がそこには立っていました。Dは南方の島に住むスウェーデン人で、実は京都に留学に来ていた時に一緒にダンスをしていた仲なのです。Dの家に荷物を置かせてもらい、さっそく料理も振る舞ってもらいました。サンドイッチ、パスタ、ポテト…これから始まる自炊生活のヒントを得ることができました。(スウェーデンでは外食費が高いため自炊が基本のよう。)
Dはストックホルムで一番高い丘を知ってるらしく、私は導かれるままにストックホルムの頂へ登ることになりました。そこからポストカードの写真を撮ったりするような有名な丘らしいです。ポーズの取り方が分からずベイマックスになった私の写真を載せておきます。
それからDにスウェーデンのSIMカード登録を教えてもらったり地下鉄の使い方を教えてもらったり…ストックホルム市民の生活を肌で感じ取りました。
その日の夜……
"YJ、バー行かない?友達が待ってる。"
えっ?私の留学生活もうクライマックス…?
英語も覚束ない私がストックホルムの夜の街に繰り出すなどというイベントは、初期装備の勇者がラスボスに挑むようなものです。
結局行きました。手前のステージではバンドが演奏し、中央にメインのビリヤード台コーナー、奥手には日本のゲーセンコーナー。入り口のタトゥーお姉さん・ピアスお姉さんに怯えながら入ったものの、想像よりずっと心地よさげなバーでした。
席に着くと、既に友達8人が揃ってました。最初は自己紹介程度にいくらか喋ったものの、段々会話のスピードに置いてかれてしまい、沈黙とそれを誤魔化す変顔を繰り返していました。向いの1人がたまに変顔を真似ていました。
ひとまずDとゲーセンコーナーに行きました。スウェーデン人には太鼓の達人が人気のようで、バチを持ちながらニコニコと破顔している外国人を見て嬉しかったです。
Dとダンスのゲームをして一汗かくと、緊張もほぐれなんとかコミュニケーションもとれるようになりました。会話の内容はさておきテーブルの真ん中に置いてあったユニークなキャンドルの写真を載せておきます。
結局Dの家で3日過ごし、今日の朝に地下鉄で寮に向かいました。朝方のストックホルムはここ1週間で一番晴れていました。
ここからようやく出発です。今日入寮して書くことはまだあるのですが月曜日から早速授業があるので寝ようと思います。
私の寮生活や大学生活についてはまた次回書きます。おやすみなさい。
続く